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2004.09.27

Info)Painter IX Review 2

Info,情報)Painter IX レビュー 2

先にアップされたレビュー:
Painter IX 速報 - かぶら屋本舗
Painter 9インプレッション - Hiroshi Yoshii _The Daily Work
とあまり重ならない部分を中心に(^^;

・保存の改善:'Iterative Save'コマンドの追加
Fileメニューに 'Iterative Save' というコマンドが追加に。
「らくがき.rif」というファイルで作業中、変更を加えて'Menu > File > Iterative Save'を選ぶと「らくがき_001.rif」という名前で保存。また変更して'Iterative Save'すると「らくがき_002.rif」で保存。つまり自動で連番保存するコマンドです。
ファイルの破損対策、途中結果を残して複数の異なる変更を試したり作品解説に使う、など別名保存(Save As...)は積極的に使うのをお勧めしますが、'Iterative Save'コマンドでかなり楽になります。あ、Painter IX + MacOS Xで上書き保存中に強制終了を試すと従来同様破損したファイルになってしまいます(Photoshopは裏で別名保存してから古いのを消して名前を変える手順を取るのでファイル破損の確率が低い)。
従来から別名保存している方は、重い作業の前の安全のための保存などは'Iterative Save'、中間段階として残したい場合は別名保存と使い分けると、作業後に「xxx_数字.rif」を一気に消して必要なファイルだけ残せます。
'Iterative Save'を積極的に使う場合のTips。'Preference > Customize Keys ...'で'File > Iterative Save'に「Cmd/Cntl + S」のショートカットを設定。意図しない上書き保存を防げます。

・ブラシコントロールパレットの復活
描きながら好きなようにブラシを変更したい人にとっては朗報。他のパレット同様、自由に分離合体が可能。Painter 8のデフォルトではカラー関連にあった「カラー範囲(Color Variability)」がコチラに移動しているので注意。で、いくつか以前に比べて不便な点も。
その1、(同時に1項目しか開けないブラシクリエーターでの使い勝手向上のため?) Painter 7まで'Expression'という項目にまとめられていたモノがバラされて関係するパレットに。筆圧に設定されてるのはどれとどれ?ってときにパレット全部開いて見るしかない。
その2、(同時に1項目しか開けないブラシクリエーターでの使い勝手向上のため!!)ブラシサイズや形状の表示が「ブラシ」だけでなく「角度」にもあって邪魔。
その3、(分離合体自由パレットの宿命で?)Painter 7までのようにブラシコントロールパレット全体(他のグループも同様ですが)をショートカットで表示/非表示切替できない。コレの対策として...'General'か'Size'など良く使いそうなものにショートカットを設定し、表示したい時はショートカット、全体を非表示にしたい時はパレットグループの左上のクローズボタン、で従来に近い操作が可能。他のパレットグループも同様。

・Painter 8で消えたインタフェースの見た目のカスタマイズはキャンバスの余白の色のみ'Preference > Palettes and UI...'で変更可能に復活。これはグレー背景の絵を描く人には朗報かと。

・デジタル水彩は個人的には充分許容範囲まで改善されたと思う。水彩レイヤーの乾燥'Layers > Dry Digital Watercolor' コマンドはMac版ではPainter 8もIXも乾燥しているレイヤーが選択されている時はグレーアウトされるが、Windows版では今回も常にコマンド実行可能(つまりそのレイヤーが乾燥しているか否か判定する手段が無い)様ですね。改善するならレイヤーパレット上にも目印を付ける方が便利でしょう。

・カラーパレットのカラートライアングルは小さいまま。微調整はPainter 8からの'Color Info'のHSV表示が楽。でもこのパレット起動時にRGB表示に戻ってしまうのがイマイチ。

・Artists' Oilsの追加
Painter 8で追加されたミキサー上のブラシを多機能にしたようなブラシが追加。なかなか良い感じで描けます。これに伴ってミキサーに専用のスポイトが追加。スポイトの先に円が付いているモノ。ミキサーパレットのブラシサイズ相当の「横幅」の範囲の色を「そのまま」選択するようです。つまりミキサー上で色の(横向きの)帯を作るとその状態でブラシに色が載って描けます。
ミキサーのキャンバス上で色を塗っていない部分は白ではなく透明です。したがって、透明部分のみを選択すると無色のパレットナイフのような状態になり、塗った部分と透明部分の境界を選択すると半々になります。
これを応用すると多色のレーキブラシ(Scratchboard Rake)のような楽しいブラシができます。
(1)ミキサーのブラシサイズを最小の4 pxに
(2)ミキサーのブラシツールを選択しミキサーキャンバスに複数の色で複数の縦のラインを隙間を空けて描きます(7本くらい?)。
(3)ミキサーのブラシサイズを最大の50 pxに
(4)ミキサーの'Sample Multiple Colors'(Artists' Oils専用のスポイト)で複数ラインの中央付近をクリック
(5)Artists' Oilsのブラシどれかで描くと、カラフルなレーキブラシのように。

問題点も。
専用スポイトで拾った色(色の帯)はカラーパレット、ツールボックスの通常の色の箱には反映されません。キャンバスに描いて見るしか拾った色を確認する方法がありません。

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