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2004.11.28

情報)落雷の危険性について(ストライクアラート紹介)

「前の落雷地点から10km離れた場所に落ちる事もある」「雷鳴の聞こえる範囲は10km程度」...

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今日(2004.11.28)夕方のTBSの報道特集にて「雷に撃たれた高校生」の話をしていました。

おおまかには「前の落雷地点から10km離れた場所に落ちる事もある」「雷鳴の聞こえる範囲は10km程度」との話がありましたが...。私は不勉強のため初耳で...。
音速は約340m/sですので、稲妻から雷鳴までの秒数×340で距離がわかり、それを目安に安全距離を...と思っていましたが...ほとんど無意味ですね...。音が聞こえる時にはすでに危険範囲...。

ちなみに東京タワーが333mで稲妻から雷鳴まで1秒というのはそれくらいの距離(雲の高さを考えると水平距離はゼロにちかい)。5000m(5km)で15秒ほど、10kmで30秒くらい。各々東京山手線の東西の幅(東京-新宿)、南北の幅(品川-田端)くらい。京阪神だと大阪環状線が直径5kmくらい、主な市は5〜10km間隔でならんでいる。(2005.07.02 追記)

ただし、ここで(孫引きですが)「落雷による日本での死傷者は、年平均13.4人(1993〜2002年データ、警察白書より)」というデータをどう考えるか...。年間何千人も亡くなる交通事故より圧倒的に低い確率、と言う事になりますが...。

やはり判断が難しいのはスケジュールとお金が絡む屋外スポーツでしょうね...。たとえば夏の高校野球で、予選も含めて全ての試合で雷鳴が聞こえたら球場にいる観客も含む全員を屋内に避難...した方が安全なのは確かなようですが...。まともにやったら現在の運営は成り立たないような...。

最近は学校などでも危機管理マニュアルが整備され、上記を踏まえた雷対策も記載されているようですが、例えば「雷鳴が聞こえてからでは遅い事もある」と書かれていても見落としかねないし、頭に残ったとしても具体的な危険の把握方法とその対策方法が記載されていなければ、実際に状況に遭遇しても適切な対処は困難。

この番組ではマニュアルに上記危険について記載されてるので、知らなかったではすまない、学校側に管理の手落ちがあった、という感じでしたが、スケジュール過密な今、通常の天気予報と目と耳から得られる情報のみで過不足無く適切な判断をしろと言う方がムリがあると思います。(2005.07.02 追記)

たとえば「携帯型 パーソナル雷警報器 ストライクアラート(StrikeAlert(c))」とか「雷警報器」を使って誰でも安全の判断ができるようにしておく必要があるような...。今の気象庁の雷注意報とあとは経験とカン...では...こう言う希少な災害には対処できない...ですよねぇ...。
(2004.11.28)

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