info/情報)CubicVR撮影道具
pukapukaさん作成の効果絶大なCubicVR撮影台を参考にカメラ屋の中古のコーナーを物色してストレートブラケットと1脚をゲット。準備しておいた?コンパス兼水準器と組み合わせて(図参照)できあがり。
- QuickTime CubicVR
まずは簡単にCubicVRについて。
VRはVirtual Realityの略で「仮想現実」と訳される事が多い、かな。VRは普通、人工的に「現実のような」状態を作る事全般を。
AppleがMacintoshのマルチメディア機能(QuickTime)に360°のパノラマを簡単に扱える機能を加え、QuickTimeVRと名付けて。その後上下も加えて周囲全球に拡張した時に「前後左右上下の6面=立方体の:Cubic」ということでQuickTime CubicVRに。
- 魚眼写真とCubicVR
180°(かそれ以上。まぁそれ以下でも可能ではありますが...)の視野角を360°の全円周で得られる魚眼レンズ(円周魚眼レンズ)を使って撮影した写真にはレンズの前の(仮想的な)半球の画像が含まれます。
ということでウマく繋がるように撮影した2枚以上の魚眼写真でCubicVRが。
- 実際の撮影
ウマく繋がるように撮影する、とは...
例えば2枚で、なら:レンズ内部にある半球の中心点(もちろんレンズの中心線上にあります)を動かさずに180°向きを変えて撮影、ということで、まぁ色々方法はありますが...。
レンズ内部にある半球の中心点を固定する最小構成の一例として1脚と水準器で。1脚の接地点が移動せず伸縮せず垂直ならオッケー。なので1脚をレンズ内部の半球の中心点直下に固定し、水準器を適切にセットすれば。あとはコンパス(方位磁石)で方向を正確に決めれば(05.04.24追記E4500自身の磁場でコンパスの偏差大(^^;)。
- 今回用意したモノ【1脚】Minette MASTER POD (上端には着脱可能な自由雲台とそのカバーが付属、下端には小さな3本足スタンドを収納。どちらも今回の目的には不要ですが(^^;)
【ストレートブラケット】エツミ 200mm 60g (板の先端に三脚穴があるのが主な選択理由)
【液体封入式水準器兼コンパス】Victorinoxのナイフに付属。
【魚眼撮影機】Nikon Coolpix 4500 + Fisheyeconverter FC-E8
- セッティング
ところで私の魚眼写真撮影のメインマシンNikon Coolpix 4500は...
ほとんど3次元的な曲面で構成されており、かつ三脚穴は液晶側。このデジカメは回転液晶で、ハイポジション、ローポジション、右に左にと、気軽に手を伸ばして撮影できますが...。CubicVR用魚眼写真では当面(?)液晶の回転はあきらめて、ほとんど唯一の水平面である三脚穴(とその周囲)からレンズの先端中央下部方向にストレートブラケットを固定し、レンズ直下に1脚をセットし、ブラケットの余った(後方)部分に水準器兼コンパスを固定。
セットした状態のブラケットを左斜め後方から見ると...
撮影時のイメージで後から見ると...
- おまけ
1脚とブラケットを購入後の帰宅時にさっそくセットして何枚か撮影...したんですがぁ...水準器兼コンパスはブラケットに輪ゴムで固定しているだけで、しかもモノサシの方がブラケットより幅が広いので...方向転換時に手で触れて微妙に角度が変った...と思われる、方向転換が180°でないのがいくつもできてしまいました(^^;
- 2005.04.24追記
当然チェックすべき事でしたがすっかり忘れててE4500自身によるコンパスの偏差の大きさにビックリ(^^;
その後、中心点(ノーダルポイント)をチェックしたら、ガラスと金属の継ぎ目辺り、と判明。その位置だと一脚の頭がまるまる写ってしまいますが、繋げる時はかなり楽になりました。一脚などを写したくない場合はカメラを前に出して、中心点との差の分だけ一脚の足を下げて写せばいいのですが & 方向転換時の調整を楽にするには...その差の長さの何かを一脚の下端にL字型につき出せば良いのですが...(^^;
- どどどのCubicVRのページはコチラ
- 魚眼写真からCubicVRを作成するソフトはFish4CubeXmを使用。
おしまい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント