れ:エコとは何か...ワカラン
hasepさんの
お互い更新日記“日記読みによるお互いの更新”
の_51008(2005/10/08)の
・憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記節約とエコとは違う/「地球にやさしい」を疑うことから
...への補足情報、のつもりで書き始めたら思いの外長文になってしまい、「意見・反論」とまでは行きませんが自ブログの記事として...。(^^;
上記日記への感想として
- 憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記節約とエコとは違う/「地球にやさしい」を疑うことから
【私自身、恥ずかしながら、何がエコになるのかということはよく分からないところがある。エネルギー保存の法則から言えば、いくら使っても一緒。それと地球に降り注ぐ太陽エネルギーは使っても使わなくても一定であるように思う。もっとも、化石燃料は限りがあるので、できる限り、燃やさないで別の物作りに活用すべきであるとは思う。地球温暖化が悪いというのは、現在の地球環境より暖かい方向に向かうから悪いのであって、グスコーブドリの世界だったらむしろ二酸化炭素を増やすことのほうが地球のためになっていたとも言える。】
と書かれていましたので、
・何がエコになるのかということはよく分からない
・エネルギー保存の法則から言えば、いくら使っても一緒
・地球に降り注ぐ太陽エネルギーは使っても使わなくても一定であるように思う
・グスコーブドリの世界だったら
の4点について「補足情報?」を...。
>何がエコになるのかということはよく分からない
極論すると「最終的には結果を見ないと分からない」のが正解ともいえますね(^^;
>エネルギー保存の法則から言えば、いくら使っても一緒
大局的に見るとその通りですが、
・何からどのくらいの速度でエネルギーを得るかによって、エネルギー生成/利用過程などでの環境に与える影響が異なる。
・使われたエネルギーの大部分は最終的に熱になり、ヒートアイランド現象(これが都市型豪雨の原因の1つと言う説も)その他、ある程度巨視的な影響を与え得る規模になっている。
>地球に降り注ぐ太陽エネルギーは使っても使わなくても一定であるように思う
・太陽そのもので言うと10年程度の周期で変動する黒点活動以外にももっと長周期の活動の変動が解明されつつあるようです(^^;
それソノモノに人間の活動が影響する可能性は当面ないとしても、オゾンホールなどに代表される大気の各層の成分変化による環境への影響の差は無視できない可能性が高そうです。渡り鳥にしろ、群れを作る魚にしろ、次世代の成長の糧を得るために高緯度方向(北極または南極)に移動して繁殖するケースが多いですが、そのエネルギー源のおおもとは高緯度で発生する植物プランクトンなどであるため、高緯度の地域の環境変動は食物連鎖全体に直結する可能性が。
・「地球」のエネルギー収支は太陽から地球が得るエネルギーが一定でも、大気中の温暖化ガスや両極や氷河の氷の面積などによって宇宙に放出されるエネルギーが変りますから、地球に残る差し引きのエネルギーは人間の活動によって変化しつつあります。
・現在の気候帯(温帯とか熱帯とか)は深層大循環
(深海の海流と表層の海流全体でベルトコンベアのように熱を循環させている、らしい。参考:海流変化がもたらした氷河期 など)
によって維持されているとも言えるらしいので、このベルトコンベアの動きが止まったり変ったりすると、気候帯の急激な変化/移動が起こり得る。つまり、人間の活動による影響に「比例」して温暖化などがジワジワ進む保証はぜんぜん無くて...。
>グスコーブドリの世界だったら
これは全くその通りで、状況の変化 and/or 新しい知見により何がエコかが180度かわる可能性は常にありますね(^^;
以上(2005.10.09)
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