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2007.02.19

info E/J情報) Painter X (10 English/英語版) RealBristle Brush/リアルブリスル・ブラシと6D Art Pen/マーカー

A070217dirctionPainter X 情報...
その1:Painter X (10 English/英語版) Trial/体験版 公開
その2:Painter X (10 English/英語版) RealBristle Brush/リアルブリスル・ブラシ
その3:Painter X (10 English/英語版) Divine Proportion (Golden Ratio)/黄金比
その4:Painter X (10 English/英語版) RealBristle Brush/リアルブリスル・ブラシと6D Art Pen/マーカー
その5:Painter X (10 日本語版) 体験版 公開
その6:Painter X (10 日本語版) ブラシなどの日本語名
その7:Painter X (10 日本語版) 日本語名などのありかとカスタマイズの注意点
番外1: intuos 3, 6D Art Pen (マーカー), Airbrush
番外2: Brush Tracking.../ブラシトラッキング...

さて、昨日レポートしたintuos 3 PTZ-430 と6D Art Pen/マーカーでさっそくリアルブリスル・ブラシを試してみました。

A070217dirction02RealBristle Brush: Real Flat ブラシによるテスト。

実験方法:
ミキサーパネルにて赤を置いてその右側に緑を置き、多色スポイトで色の境界付近をクリック。
タブレット ドライバが検出する生の値は: アップルメニュー>システム環境設定...>ワコムタブレットのパネルの左下「タブレットについて」ボタンで出てくるパネルの「診断」ボタンを押すと出てきます。

ペン軸の方向ですが...マーカー タイプのペン先のとがった方を一番遠い方向に(向こう側に)向けた時が0度で反時計回りになっています。90度ならとがった方が左向き270度なら右向き...など。
さて、
ペン軸の方向を90度にして上から(1)と下から(2)縦に描く。
ペン軸の方向を270度にして上から(3)と下から(4)縦に描く。
ペン軸の方向を0度にして左から(5)と右から(6)横に描く。
ペン軸の方向を180度にして左から(7)と右から(8)横に描く。

まず最初に(@_@!?? だったのは... 6D Art Pen/マーカーのペン軸の向きを示す(と思われる)ブラシ ゴースト 円周上の丸印がペン軸の向きに対して反時計回りに少し(25度)ズレている...。
地道な調査の結果、コレの正体は設定のゴミ...。Real Flat のDab Type/ダブタイプである Blend Camel Hair ではAngle/角度 は設定できませんが、値は25度で残っており...。
コレを修正/変更するには:
1. 一度GeneralパレットでDab Type/ダブタイプをCircularなどAngle/角度が設定可能なモノに変更して...
2. Angleパレットで Angle/角度を変更後、ダブタイプを本来のBlend Camel Hairなどに戻せばOK.

さて、では個々のストロークを眺めてみますと...。
Real Flat ブラシの平らな穂先は、ストロークの終わりではペン軸の示す向きになっていますが、ストローク開始時はちょっと違うようです。おおまかに分けると
1. 極細状態(?)から広がっているストローク[(1)(2)(7)(8)]と
2. 斜めから平らに移行しているストローク[(3)(4)(5)(6)]。

とりあえず、の仮説は...
1. 平らな穂先が315度(-45度)の方向(とがった先が右斜め上で短い先が左斜め下)に向いた状態からストロークがスタートする。
2. 極細状態(?)から広がっているストローク[(1)(2)]は、ストロークのスタート時に、穂先が315度から反時計回りにペン軸の向きである90度まで135度回転する。
3. 極細状態(?)から広がっているストローク[(7)(8)]は、ストロークのスタート時に、穂先が315度から時計回りにペン軸の向きである180度まで135度回転する。
4. 斜めから平らに移行しているストローク[(3)(4)]は。ストロークのスタート時に、穂先が315度から時計回りにペン軸の向きである270度まで45度回転する。
5. 斜めから平らに移行しているストローク[(5)(6)]は。ストロークのスタート時に、穂先が315度から反時計回りにペン軸の向きである0度まで45度回転する。

う〜〜〜みゅ。。。
なんでこうなっているのかなぁ? たぶん普通に考えるとペン軸の向きからそのまま描ける...と思うんだけど...。

# 「ペン軸の向きからそのまま描ける」とは:
たとえば、リアルブリスル同様 6D Art Pen 向けに作られている Art Pen Brush の Soft Flat Oils/ソフトフラットオイルで、同じように描くと...

ペン軸の向きからそのまま描ける

このように素直に(ぉぃ)描ける...という状態です(^^;

ひょっとしたらウチだけ? 皆さんの所ではいかがですか?
とりあえずCorelに質問してみます...。

気を取り直して(^^;
RealBristle Brush/リアルブリスル・ブラシの平筆の特徴が一番顕著になる設定例を...。
レポートその2:Painter X (10 English/英語版) RealBristle Brush/リアルブリスル・ブラシ
リアルブリスル・ブラシのコントロールパレット設定パネルの図解を参照しつつ...。

A070218abstRealBristle Brush/リアルブリスル・ブラシの平筆の特徴が一番顕著になる設定例。オリジナルの Real Flat の設定は右側のモノです。左側の設定....スライダーの2番目、Bristle length/ブリスルの長さを最長の5に、3番目のProfile length/プロファイルの長さを最長の100%に(=ブリスル全体を穂先に)、4番目のBristle rigidity/ブリスル硬度を一番柔らかい0%に、5番目のFanning/扇型を一番広がった状態の100%に、6番目のFriction/摩擦を一番大きい100%に、7番目の高さを一番低い0%に...。
これで...毛が長く柔らかい広がった筆をザラザラした紙に穂先をできるだけ押し付けた状態で描く...イメージ...ですね(^^;

あ、作例では更に Blend/混色を0%(混ざらない)にしています。
作例は1000 x 1000ピクセル(500 x 500に縮小してアップロード)で、ブラシサイズはオリジナルの30のままですが、ひとつのストロークで点に近い状態から500ピクセル近い幅まで指先ひとつでダイナミックに描けて(^^)v
「2007 dddo」の部分はオリジナルの Real Flatで描いていますので、違いが実感していただけるでしょうか...。

なお、intuos (1, 2, 3)の標準付属のグリップペンや別売りのエアブラシでもコレに近いイメージは描けますが、現時点ではリアルブリスルの筆の向きをコントロールできるのは6D Art Pen/マーカーのみです....。

従来のブラシ、例えばPainter IX.5のArt Pen Brushesなどでは、Rotation/回転に割り当てられている設定をBearing/ベアリング(傾きの方向)で置き換るとグリップペンでもほぼ同じように描けます...。

でも、リアルブリスルではRotation/回転とBearing/ベアリング(傾きの方向)は本当の筆に近い状態でシミュレートされていて...。

どどど としてはこのために intuos 3 と6D Art Pen/マーカー(、とついでにエアブラシのペン)を購入したわけですが、とりあえずその価値はある...と思います(^^)

ユーザーによる情報:
かぶら屋さんの Painter X 英語版発表Painter X (英語版)速報
Charako さんの Painter X英語版発売、体験版情報体験版情報その2Corel Painter X 日本語版新機能紹介

(2007.02.19 初稿、02.22 「ペン軸の向きからそのまま描ける」追記)

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