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2007.03.18

info/情報) intuos 3, 6D Art Pen/マーカー・ペン

A070318artpen3885bPainter X の新機能、リアルブリスル・ブラシは表現力がゆたかです。[6D Art Pen/マーカーペン]は現在、リアルブリスルの全てをコントロールできる唯一のペンです。
ペン先部分がある種のマーカーと同様、断面が長方形で先端の長辺は25度ほどの斜めになっています。ペン軸の断面も楕円になっておりグリップや後端もペン先同様の斜めの形状です。あ余談ですが、このグリップ部の端の斜め形状でペン軸の前後(?)を指先で認識できます。(おそらく?)ペン軸を指先で回しながら描く事を考慮してサイドのスイッチは無し。(おそらく?)重量バランスとデザインの関係で後端の消しゴムも無し。ペン先はマーカーのフェルト部を模した形状で、他のペンと同様の硬質の樹脂製の物と硬めのフェルトの様な材質のモノの2種類。

A070318artpenb38832007.02.17 にコレを購入してから約一ヶ月。
Painter X側の問題点はさておき(ぉぃ)。
コレでリアルブリスル・ブラシを操る感覚はとても楽しく、値段だけの値打ちがあると思います。

でも。
その1.ペン先と軸の穴との隙間による遊び。
垂直に近い角度で持っての前後・左右の切り返し時、傾ける方向を、垂直に近い角度を経て、手前-向こうや右方向-左方向に変える時に、ペン先がカチャリと隙間の逆方向に移動。指の感触だけでなく、実際に線にも影響してる...かも(^^; 通常のワコムのペンのペン先とその穴は、かなり高精度なので、ペン先の遊びが気になる事は(?人は?)あまり無いと思います。さらにペン先は円形なので、ペン軸のかなりの角度範囲で、円周に沿って移動するため「カチャリ」は発生しません。
幸か不幸か[6D Art Pen/マーカーペン]はペン先が四角いため、かなりの角度範囲で短辺か長辺どちらかが「カチャリ」と。

その2.傾ける角度が手前側25度で不連続に。
ペン先が幅広の斜め形状のため、ペン先全体が接地する状態(=手前に約25度傾けた状態)と、そうでなく前端や後端だけ接地している状態では感触も違いますし、描いている途中でその状態を経る(経由する)かたちで傾きをスムーズに変えるのはちょっと困難(^^;
実物のマーカーだとペン先が全て接地している状態のみペン先の長辺/短辺の幅で描けるわけですが、Painterでは当然?そういう結果にはなりません。
# あコレはソフト的にある程度は実現可能なので、別途 Corel/コーレルに提案しておきましょう(^^)v。

その3.ストローク・タイプのペン先が無い。
個人差もあると思いますが、筆跡の最後の方での微妙な筆圧制御(線のヌキなど)は、ストローク・ペン(ストローク芯を付けたペン)が制御しやすい、と思います。幸い? intuos 3 に標準付属のグリップペンにはストローク芯が2本付いてきますからコレで2本のペンの芯をストローク・タイプにできますが、[6D Art Pen/マーカーペン]には...。
穴の径は同じモノが2つ(実際には出口に向かって広くなっているけれど)ですので装着はできますが、専用の芯より短い、というかペン軸の先端には、穴の出口の外側にチップ部分を保持する壁があって、凹みの底に穴がある、ので、壁の高い向こう側の穴ではストロークすると壁も接地していまい、手前の穴は、なんとか描けるものの、広めの穴の出口と、突き出している部分が長いため、ふにゃふにゃしすぎ & 垂直まで行かずに壁がつっかえる。ので実用的には??です。.

あ、樹脂製の物と硬めのフェルトでは柔らかいフェルトの方が多少コントロールしやすい...かな?

...というわけで、描くのが楽しい[6D Art Pen/マーカーペン]ですが、個人的にはペン先は他と共通の方が良いなぁ。。。

(2007.03.18 初稿)

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